見えない

ルーマニア」だか「ポーランド」の設定の場所にトランジットで立ち寄る夢をみる。カラフルで幾何学的なモダンながらのファッションの女性たちが宮殿の中にあるような装飾的な調度の広間で会議をしている。ラジオやステレオセットの前に女優の角替さんに似た女性が躍り出てくる。私はこの人に会おうとしている。フェミニストウーマンリブの進化の果てで民主的な話し合いのもと民主的な事柄がすぐに導き出されているという世界。

Tさんと貧乏性について話す。クリエーターも働き方改革して余暇を使って消費者になれ、それがクリエーターの生きる道だという無私の経済サイクルに入れと促されている社会だねえと。

リリカルをいくらでも消費できる人たちがいるようだが、感動脳(能)やリリカル消費脳が退化している人や拒否している人、距離をおいている人がいる。今村夏子さんはそういう人の文学を実践しているということなのか。

とにかくシステムの中でいわゆる「生きづらさ」を感じるサイクル。

戦犯の孫と戦犯の子から戦没者慰霊の祭司へと転回した人の子が相対する夏。